「おまえ うまそうだな」作絵:宮西達也

この記事では、絵本「おまえ うまそうだな」を紹介します。
むかし むかし おむかし。
ある はれた ひのこと。
やまが ドドド……
と ふんかして、
じしんが グラグラグラ……
そのとき、
アンキロサウルスの あかちゃんが うまれました。
ある日、ティラノサウルスが、アンキロサウルスの赤ちゃんを見て「おまえ、うまそう(美味そう)だな」と話しかけます。おいしそうという意味で声を掛けて、食べてしまおうとしていたティラノサウルスに対し、アンキロサウルスの赤ちゃんは、自分の名前を読んでくれたと勘違いしてしまいます。自分は”うまそう”という名前だと勘違いするのです。なんて可愛い勘違いなんだ… !そして更に、アンキロサウルスの赤ちゃんは、「自分の名前を知っているってことは自分のお父さんに違いない!」と勘違いを重ねるのです。可愛すぎて最高です。まさかそんな勘違いされると思っていなかったティラノサウルスなので、意表を突かれ、思わず自分がお父さあじんである体で話を合わせ、お父さんの様にふるまい始めます。このアンキロサウルスの赤ちゃんの可愛らしさ無垢さに一瞬で虜になってしまったティラノサウルスは、”父親”のふりをして一緒に過ごすことを決心。アンキロサウルスの赤ちゃんを襲いに来た肉食恐竜からはしっかりと守り切り、草や実なんて食べないのに「美味しい」と言って食べてみたり…。”いつか別れが来た時のため”に様々な身を守るための技を伝授したり。まるで本当の親子の様な日々をともに過ごすのです。
遂にきてしまった別れの日、アンキロサウルスの子供が寂しがらないように、と取ったティラノサウルスの行動には涙が溢れました。このタイトルからは想像しなかった「まさか」の連続で、本当に感動するよいお話です。ティラノサウルスが優しい、とか、肉食と草食がともに生活する、とか、現実ではあり得なかったであろう展開が絵本ならではで、子供の心を揺さぶります。
| 読みやすさ | |
| 対象年齢 | 3歳くらいから |
| 読了時間 | 約3分 |
以上、絵本「おまえうまそうだな」の紹介でした。
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