「葉っぱのフレディ ーいのちの旅ー」作:レオ・バスカーリア 訳:みらい なな

この記事では、絵本「葉っぱのフレディ」を紹介します。
春が過ぎて 夏が来ました。
葉っぱのフレディは この春 大きな木の梢に近い 太い枝に生まれました。
そして夏にはもう 厚みのある りっぱな体に成長しました。
五つに分かれた葉の先は 力強くとがっています。
「ママはおばあちゃんになっていつか死んじゃうの?」と子供たちに時々聞かれます。そのたびに、答え方に迷う。けれど、死ぬことについて隠そうとしたり、不吉だとして「死」という言葉を避けたりはしません。ただ、なんと伝えようか、迷ってしまいます。
生と死は表裏一体。いつも私たちのすぐ隣もしくは後ろにいる。大人だって気になることだもの、子供たちも、生きること、死ぬことに興味があって当然なのです。そして遊びの中で、漠然とした興味や恐怖を消化するため「死ぬ」という言葉を多用する時期が来るのではないか。縁起が悪いことでも、なんでもないのです本当は。
この本は、命にはいつか終わりが来ることと、命は巡るのだということをフレディを通して優しく、けれど確かに伝えてくれる。
フレディはある大きな木の太い枝に生まれ、たくさんの友達たちと春から冬まで一緒に過ごします。夏は人のために木陰を作り、雨の日は雨に体を洗ってもらい、太陽のたくさん照る日は夜まで体があたたかくて気持ちよいことを知り、風の強い日はダンスを踊る。こうしてフレディたちは精一杯冬の季節に来る「引っ越し」の時まで楽しく生き抜く。この本では”死”を”引っ越し”と表現している。著者が伝えたい思いがここに溢れていると感じました。”死は終わりではない。”と伝えたかったのではないかと思います。
今の姿での死が訪れても、フレディたちはやがて土に還り、そして今度は土の中からたくさんの生きものへ栄養を送り届け、新たな命の中に入りこむ。死は、終わりではないのです。違う場所で生き続ける。
私たちも、1本の木であり、誰かの葉である。
そして引っ越しが完了したその後も、ずっと、すべての命は巡り続けるのでしょう。
| 読みやすさ | 文章は長く、小さい子には理解するのも少々難しい |
| 対象年齢 | 小学校低学年から |
| 読了時間 | 約5分 |
以上、絵本「葉っぱのフレディ」の紹介でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この絵本は非常に有名な絵本であり、生死についての話題なので、意見や感じ方は様々だと思います。この記事ではあくまで私自身の見解です。ぜひ、ご自身とお子さんで読んでみて、抱いた感想を大切にしていただきたいです。
他の絵本の紹介もたくさんしているので、ぜひそちらも覗いてみてください🥰
