絵本と子どもの発達

この記事では「絵本と子供の発達」についてお話します。

絵本って、子どもの成長によさそうですよね??

でも、なんでよいのでしょう。

しかしながら、絵本を読むのが難しい状況だったり、親のストレスに繋がったりしますよね…

そこで、今回は絵本と子どもの成長について、文献を調べてみました。

目次

ズバリ、絵本はお子さんにとっても親御さんにとってもよい!!

調べると、絵本は子どもの発達によいという報告はたくさんでてきました。

もうほんと沢山出てきたので紹介するのもいらないんじゃないかなって感じですが…笑

ただ、この分野の論文は玉石混交というか、評価が難しい論文が多いですね。子どもの成長って、一律に評価するのって難しいですもんね…いろいろな背景が関わっていますし。

絵本といえば幼稚園くらいまで読み聞かせるというイメージだったのですが、どうもそれだけじゃあないようです。

・親の読み聞かせは、5-7歳の子どもの注意力や読書能力の向上につながる。1

単純に読み聞かせでの子どもの影響を調べるだけでなく、fMRIといって、MRI撮影をしながら読み聞かせをして脳のネットワークの変化を調べたようです。その結果、注意機能や、実行機能に影響を与え、将来的な子どもの読書レベルの向上につながる可能性が示唆されています。

音楽活動や絵本の読み聞かせが2-3歳児の言語スキルの向上につながる。2

この論文は、特に早産児対象に絵本の読み聞かせや音楽体験(いわゆるリトミックでしょうか、、?)をしたあと、言語スキルを比較したら上昇していた、という報告のようです。

引用文献
  1. Wang D, et al. An empirical study on the reading response to picture books of children aged 5-6. Front Psychol. 2023 Jun 13;14:1099875. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2023.1099875
  2. Kostilainen K, et al. Music and reading activities in early childhood associated with improved language development in preterm infants at 2-3 years of age. Front Psychol. 2024 Sep 11;15:1394346. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2024.1394346

調べてみたら、どの年代においても、それこそ9歳以上でも絵本は子どもの成長にとてもよいみたいです。

もっと深堀りした記事を、今度載せますね!

絵本は親のストレスを軽減する!?親のストレスとこどもの話

絵本がいいのはわかってるけど…仕事も忙しいしそこまで子どもに時間がかけられなくて、こういう話を聞くと嫌になっちゃう…
そんなことありませんか?

絵本を読むのは大事だけれども、それをしなきゃいけないと抱え込んでストレスになってしまうのは、また違うと思うんです。。。

・母親の育児ストレスが幼児の認知・社会性・情緒的発達を阻害する。一方で、家族全体の回復力(レジリエンス)がこの悪影響を防ぐことができる。4

レジリエンスという概念は、もともと機能不全に陥った家庭の中からその影響に負けずに成長した個人(こども)が、なぜそのようなことができたのか、という観点から行われていた研究の分野だそうです。現在は、子どもだけでなく家庭にもそのレジリエンスという概念で研究されています・・・難しいですね笑

・父親の育児ストレスが子どもの認知スコアを低下させ、特に男児の言語発達を阻害する傾向がある。5

父親のストレスも関わってしまうんですね…

やっぱり、親のストレスは子どもにとってよくないんですね。でも難しいですよね。私もよくストレスからくる頭痛の患者さんの診察する際に、口では「ストレスを減らして…」とは言ってみるものの、そんな簡単な問題じゃないなあと…

ただレジリエンスという概念がうまくいくヒントに繋がるかもしれないですね!

最後にこの論文を紹介します。

・絵本を読むことは親のストレス軽減にも繋がり、読み聞かせは「読むこと」だけでなく、話したり、指差したり、質問したりすることでも十分である。6

この論文はもともとは、早産児にNICUで絵本を読み聞かせてみると、子どもの言語発達が伸びる、という報告なのですが…結果的に絵本はただ読むだけじゃなくてもいいんだよという話にもなっています。親が物語の途中で止まって「これなあに?」「次どうなるかな?」と話すことで、子どもの言語能力が発達することが示唆されています。また、絵本を読むことが親のストレス軽減にもつながる、という報告となっています。

ちなみに私は「あむ」を読んでいるときが一番楽しいですね笑

引用文献

3. Pan, B, et al. (2025). The impact of maternal parenting stress on early childhood development: the mediating role of maternal depression and the moderating effect of family resilience. BMC Psychology, 13. https://doi.org/10.1186/s40359-025-02575-6.

4. Harewood, T, et al. (2017). More than Just the Breadwinner: The Effects of Fathers’ Parenting Stress on Children’s Language and Cognitive Development. Infant and Child Development, 26. https://doi.org/10.1002/icd.1984.

5. Ledger, S., & Merga, M. (2018). Reading aloud: Children’s attitudes toward being read to at home and at school. Australian Journal of Teacher Education, 43, 124-139. https://doi.org/10.14221/ajte.2018v43n3.8.

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書いた人

小学生と幼稚園生の三人兄弟を育てる夫婦。

パパは現役医師で毎日多忙な日々を送り、
ママは元看護師で今は毎日家事育児に走り回る専業主婦。

子育てを通じて興味を持った絵本を中心に、
主に本の紹介をしていきます。
そのほか、
子育ての話や
本業である医療系の話
趣味の話(映画や読書、植物、動物)
多岐に渡りお話したいと思います。

ご希望の話題ありましたらコメントで教えてください。

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